マンボ袖開発秘話(長文)

当方(Captain No-Future)は、ニコニコ動画vocaloidオリジナル曲を数曲発表しただけの、いわゆる最底辺P(というかP名もない投稿者)です。
ある日、敬愛するペレス・プラードの「マンボ№5」を聴いておりましたら、「マンボ№3939」という曲名と、ミクさんがマンボ袖で「ウッ!」と叫んでいるビジョンが、天から降ってきました。
このビジョンを形にせんがために、まずは作詞・作曲をいたしました。
そこでハタと気づいたのですが、「マンボ袖でウッ!」はどうしようか。
そんな既存画像はあるはずもなく、当方には画才もまったくない。
人様にお願いして描いていただくにしても、阿呆な題材なので気も引ける。
悩んだ末にたどり着いた結論が「MikuMikuDanceでマンボ袖自作」でした。
MMDはVer.1の頃にちょっと触ってみて「こりゃ面白いけど大変そうだ」と投げ出し、あとは観る専でした。
他の3DCG作成経験も一切無く、そんな奴が無謀にも程がありますが、VPVP wiki に代表される先人たちの知の集積をお借りすれば、なんとかなりそうな気がしたのです(無謀でした)。
苦闘一ヶ月、ようやく改造モデル(試作1号機)が完成しました。
巨大な松ぼっくりみたいになってしまったマンボ袖(腕ボーンと肘ボーンの頂点設定でぐにょーんと変形するだけ)を眺めながら、「このフリルが勝手にフリフリしてくれたらいいのに」と嘆息していましたところ、MMD Ver.5beta発表! まさかの物理エンジン搭載!!
「これは天が(というか樋口Mが)俺のマンボ袖のために授けてくれた機能だ!」と確信(妄想)し、更なる一ヶ月をフリルへのボーン入れと物理演算設定に費やしました。
その結果できあがったのが、この改造モデル「マンボロイド・ミク」です。
拙作動画の方は、MMD歴3ヶ月のうち2ヶ月をマンボ袖作りに投入してしまったため、色々と残念な箇所(振り付けとか)はありますが、そもそも曲が残念クォリティなので、結果的にバランスがとれたような気もしています。